ネイルの見せ方
女の子の手。
柔らかくて温かくてしっとりして、ずっと繋いでいたくなりますね。
好きになってしまった女の子と手を繋げなかったことは、一生残る切なさとなって今も残っています。
思い浮かぶのは・・・×年前のあの女性。
どんな手をしていたのかな。
今は誰と手を繋いでいるのかな。
夜景の見える場所で、勇気を出して手を繋げばよかったな、なんて思うこの頃です。
恋愛後の女性は、上書き保存され、男性は名前を付けて保存される。
きっともう、ぼくのことは上書きされてしまっていることでしょう。
さて、女の子の手。
その先の爪。
長い、短い、ナチュラル、ネイルケア、色々な組み合わせがあると思います。
忍者の爪のように、先端が△になっていなければ、どれも好きになれる。
なれる・・・という理由は、見慣れることが必要だからかなと思っています。
ああ、この子はこういう爪をしているんだな、と。
時々、ネイルサロンへ行ってきた後の爪を見せてくれることがありますが、
個人的にはその見せ方が気になってしまう。
きっと、女の子には怒られてしまうんだろうけど、全部の爪がカメラに収まるように半端なグーの形というか、
物を掴む形というのか、そんな形をしますよね。
あれを見ると、爪の鋭さだけが写真の中央に集まって、視線もそこに集まって、
女の子の優しさが消えてしまうなーと思うことが多いです。
見方によれば、あれば引っ掻く形にも見える。
爪を立てて何かを掴む感じ。
そう、爪を立てて腕を掴む時はああいう形になりますよね。
どうしても、鋭さや痛さがイメージされてしまい、きっとそれは僕だけなんだろうと思うのですが、
可愛さをあまり感じられなくなってしまうことに、前から何となく気が付いていました。
爪を単体で映すより、ハイライトが効くような補色になるような、そんな見え方が好き。
何かに添えたり置いたり重ねたりして、爪単体でなく、かといって背景が主張しすぎるでもなく、
そんな感じに撮られた爪の写真が好きです。
美しくて可愛くて素敵で、ずーっと見ていたくなる。手を繋ぎたくなる、性器や性感帯をツッとなぞって欲しくなる、綺麗に舐め上げたくなる。
そんな感情を一瞬で持つことが、自分でもようやく気付いてきました。
本当にひとりごと。
おそまつさまでした。
