寒い夜だから
寒い夜は、温もりが欲しくなりますね。
漢字で書くより、ひらがながいい。
だから、ぬくもり。
手を繋ぐ。
ほっぺたとほっぺたをくっつける。
唇と唇を重ね合わせる。
舌と舌を絡ませ合う。
唾液を飲み合う。
裸になって肌を重ねる。
指を口の中に入れ合う。
硬く、熱を持った男性器を握ってもらう。
潤い、熱を持った女性器に指を埋めていく。
お互いの性器に舌を這わせ合う。
熱くたぎった男性器を口の中でしゃぶってもらう。
おしっこをかけ合う。
肛門に指を入れる。
膝頭を唇で覆いかぶせる。
足の指を口に入れる。
充血して赤くなった男性器を、潤み溢れた女性器の中に埋め込んでいく。
膣の最奥で精液を子宮頚部へ浴びせる。
ぬくもりを味わう方法。
他にもあるんだろうけれど。
スイッチ
さっきまで浴衣を着ていたその身体。
華やかな色を身にまとっていた女の子が、性器をむき出しにしてチンポで突かれている。
ひっくり返ったカエルのような恰好をして、オマンコに男性器を出し入れされ、嬌声をあげている。
花火大会。
身体の奥底まで響く爆発音が、1発ごとに性器を刺激するようで。
それは亀頭なのか金玉なのか前立腺なのか分からない。女の子ならクリトリスなのか子宮なのか。
夜空に華咲く大輪の花。ほどよい横風が花火の煙を横に流して、次から次へと刹那のショーが始まっていく。
やや汗ばんだ手を繋ぎながら、意識は相手の性器へ。
自分の性器がこれから味わう快感へ。
事前に約束した、花火大会後のセックス。
そのために、自分の性器の毛をつるつるに剃ってくることを決めていたから。
“どうなっているんだろう・・・”
“どんないやらしい眺めになるんだろう”
毛のないチンポ、毛のないオマンコ。
最後の最後に連続で打ち上げられる花火を身体全体で感じながら、これから始まる交尾のことで頭がいっぱい。
すでに勃起しているチンポからは、多分先走りのツユが漏れているはず。
尿道を通るツユの感触がいやらしい。
人混みに揉まれ、“やっぱ混んでるね” “すごいね” なんて、何てことのない会話を表面上でかわしながら、
頭の中はセックスのことでいっぱい。
口には出さないけれど、本心は早くやりたくてしょうがない。
“本当は早く入れて欲しくて仕方なかったの” そんなことを後から言うなんて。
自然と足は鶯谷へ。
下町のラブホテル街、鶯谷へ。
ネオンサインが全てラブホテル。
行き交うカップルの中には、同じように浴衣を着た女の子もちらほら。
みんな、これからやることは一緒だよね。
お互いの粘膜や手や性器、視線や想いを擦り合わせて、気持ち良くなりたいだけ。確かめ合いたいだけ。
薄暗いエントランスで部屋を選ぶ。
もうどこでもいい。早く二人きりになりたい。早く・・・早く・・・。
甚平の股間は、はっきりと分かるくらい勃起している。
今日は下着を付けてきていない。
つるつるのチンポが布切れ一枚隔てたそこに。
一番いやらしそうな部屋のスイッチを押す。
エレベーターが来る。
回数ボタンを押す。扉を閉めるボタンを押す。
これもスイッチ。
交尾のスイッチがどんどん押されていく。
部屋の前につく。
鍵は、わざと女の子に開けてもらう。
女の子自身にもスイッチを入れてもらうつもりで。
部屋の中に入る。
既に明るくなっている部屋。
部屋の中央にはベッド。
交尾するためだけにあるベッド。
もう、チンポはギンギン。喉から性欲が飛び出しそう。
早々に女の子をベッドへ押し倒し、 “キャッ” と倒れた女の子に覆いかぶさる。
パネルを操作して “スイッチ” を切り、部屋が暗くなったその瞬間、2人のスイッチがようやくONに。
脱ぐのがもどかしい甚平の下衣。
慌ただしく膝までおろし、女の子の顔に覆いかぶさってチンポを口にこすり付ける。
ためらいなくくわえ込んでくれる女の子の口の中は、ねっとりと熱く、水分が少し少なかった。
“つるつるだね・・”
そういいながら、早くもその感触を手で確かめてくれる。
やわやわ、さわさわと、垂れ下がった金玉を揉みしだいてくれる。
鼠径部を撫でまわしてくれる。
舌は亀頭を舐めまわしてくれる。
つい腰が動いてしまい、情けない声を出しながら、 “花火を見てる時からずっとやりたかった・・・” と、
ようやく本心を露にする。
すると女の子は、 “私も。ずっとエッチしたかった。”
いつの間にか女の子は、金玉を触っていない方の手で浴衣の下半身をはだけ、自分の性器を触っていた。
よく見ると下着を履いていない・・・!
そんな約束まではしていないのに。
オマンコの毛をつるつるにするって約束だけだったのに。
ずっとノーパンだったのかと思うと、興奮が全身を支配してしまい、一層強く腰を振ってしまう。
女の子に自分で触らせているわけにはいかないので、シックスナインへ・・・。
初めてのえっち
初めてのエッチは、いつも戸惑います。
楽しみも多いですが、どうやって愛撫したらいいのか、いじめたらいいのか、いじめられたらいいのか、
わからなくなります。
もちろん、ベースにはぼくがしたいことをする、女の子が嫌がらない範囲で、って思いますが、
女の子はほんとに一人ひとり、エッチについても全部が違うので、
考えすぎてしまうということですかね。
キスは?
髪の毛は触っていいの?
耳は優しくなでるだけ?エッチな言葉をたくさん囁きたい。
うなじは?
×××は? △△は? あれは、これは・・・・?
と。
オマンコもそう。
クリトリスはどうやって触られるのが好きなのか、あまり好きじゃないのか。
舐めるときは、触るときは、入れるときは・・・・。
ついつい、頭のどこかで考えてしまいます。
一つになるときもそう。
欲望の赴くままに腰を振ってしまいますが、気になりますね。
最初~最後まで、奥から入口まで、女の子の好き・好みはほんとそれぞれ。
ぼくの好みもほんとそれぞれ。
チューニングを合わせるように、2人の波を一つにすることができれば、
その日のエッチは、それはそれはいやらしく楽しいものになります。
けれど、同じ女の子でも次回にエッチするときはまた、チューニングが少し変わっていたりする。
難しくも楽しい瞬間です。
エッチが上手になりたい、とずっと思っていますが、どうやったら女の子に気持ちよくなってもらえて、
さらけ出してもらえて、お互いに興奮するエッチができるのか、いつも考えてしまいます。
この間、久しぶりに2日連続で違う女の子とエッチをすることがありました。
そのときに、ここに書いたようなことを感じたのです。
もちろん、それぞれにいやらしいことをして、お互い気持ちよくなれた・・・と思いますが。
いつまで経っても分からないもので、それがまた楽しいんですけどね。
楽しみも多いですが、どうやって愛撫したらいいのか、いじめたらいいのか、いじめられたらいいのか、
わからなくなります。
もちろん、ベースにはぼくがしたいことをする、女の子が嫌がらない範囲で、って思いますが、
女の子はほんとに一人ひとり、エッチについても全部が違うので、
考えすぎてしまうということですかね。
キスは?
髪の毛は触っていいの?
耳は優しくなでるだけ?エッチな言葉をたくさん囁きたい。
うなじは?
×××は? △△は? あれは、これは・・・・?
と。
オマンコもそう。
クリトリスはどうやって触られるのが好きなのか、あまり好きじゃないのか。
舐めるときは、触るときは、入れるときは・・・・。
ついつい、頭のどこかで考えてしまいます。
一つになるときもそう。
欲望の赴くままに腰を振ってしまいますが、気になりますね。
最初~最後まで、奥から入口まで、女の子の好き・好みはほんとそれぞれ。
ぼくの好みもほんとそれぞれ。
チューニングを合わせるように、2人の波を一つにすることができれば、
その日のエッチは、それはそれはいやらしく楽しいものになります。
けれど、同じ女の子でも次回にエッチするときはまた、チューニングが少し変わっていたりする。
難しくも楽しい瞬間です。
エッチが上手になりたい、とずっと思っていますが、どうやったら女の子に気持ちよくなってもらえて、
さらけ出してもらえて、お互いに興奮するエッチができるのか、いつも考えてしまいます。
この間、久しぶりに2日連続で違う女の子とエッチをすることがありました。
そのときに、ここに書いたようなことを感じたのです。
もちろん、それぞれにいやらしいことをして、お互い気持ちよくなれた・・・と思いますが。
いつまで経っても分からないもので、それがまた楽しいんですけどね。
黄色いソファ
ゆったりと過ごせる、二人だけの時間。
巣鴨の駅を降りて少し歩いたところにあるホテルに入ったぼくたちは、部屋の扉を閉めるとホッと一息。
証明が当たって光っている床を、薄っぺらいスリッパでぺたぺた歩く。
こんな狭い空間なのに、歩くときは手を繋いでいた。
空調の聞いたひんやりした部屋で、繋いだ手だけが温かい。
ふと。
豊かな胸ではなく、優しそうで可愛い胸。
柔らかく茶色に光るキューティクルが映えるその髪。
ほんのりと漂ってくる甘い香り。
ちらりと横目で彼女を見たぼくは、一瞬で抱き締めたくなってしまった。
エスコートとか、雰囲気とか、そんなものはあとでいいじゃないか。
繋いだ手をグッと握って引き寄せると、ゆっくりと女の子を抱き締める。
あ・・・・
微かにそんな声が聞こえた気がするけど、その声を発したかもしれない口はぼくの胸元に。
肩、そして髪の毛を抱き締めて、ゆっくりと立ち尽くす二人。
曲名も分からないBGMが流れる無機質な部屋で、ただただ抱き合うことはなんて心地が良いんだろう。
湧き上がってくる下半身の欲望を味わいながら、頭と上半身と下半身は、それぞれ別の感触を味わっていた。
ただそれだけ。
他にはなにもなくて、ただそれだけ。
そこには牢屋も目隠しもバイブも必要なくて、潮吹きとか強制フェラとかやりたくもなくて、
やらずにいられない事をやるだけ。
ただそれだけ。
1分・・・?
5分・・・・・・?
10分・・・・・・・・・?
アダルトビデオでは必要のない間。
性急に進めなければいけないセックス。
ついつい次の段階へすぐに行こうとしてしまうけれど、優しい体温を味わっていたい。
言葉を交わさず、体温と体温を交換して同化させていたい。
呼吸と呼吸、鼓動と鼓動、一日を終えた体臭と体臭。
そんな、意識しなければ五感に入ってこない微かなものたちを、静かな部屋で味わっている。
ラブシーン。
そんな言葉が似合うのかもしれない。
手順とかセオリーとかオーソドックスとか、そんなものはどうでもよくてさ。
今はこれをとにかく味わっていたいんだ。
卑猥な形をした性器をたっぷり舐め回すとか、
勃起して硬く熱くなったペニスをしゃぶる姿を、快感を味わいながら見下ろすとか、
後の楽しみはあとに取っておいてね。
セックスの始まりはどこからだったろう。
今日の待ち合わせからだろうか。
乾杯!をしたときだったのだろうか。
ホテルに入って抱き締めあったときからだろうか。
ぼんやりとそんなことも考えながら、ゆっくり揺らめくようにぼくたちは抱き合っていた。
ホテルに入ってどれくらいたっただろう。
まだ一言も、言葉を交わしていない。
ふと。ラブホテル特有のソファが目に入った。
次にやりたいことが瞬時に頭に浮かび、女の子の身体を自分の身体をゆっくりと動かしていく。
巣鴨の駅を降りて少し歩いたところにあるホテルに入ったぼくたちは、部屋の扉を閉めるとホッと一息。
証明が当たって光っている床を、薄っぺらいスリッパでぺたぺた歩く。
こんな狭い空間なのに、歩くときは手を繋いでいた。
空調の聞いたひんやりした部屋で、繋いだ手だけが温かい。
ふと。
豊かな胸ではなく、優しそうで可愛い胸。
柔らかく茶色に光るキューティクルが映えるその髪。
ほんのりと漂ってくる甘い香り。
ちらりと横目で彼女を見たぼくは、一瞬で抱き締めたくなってしまった。
エスコートとか、雰囲気とか、そんなものはあとでいいじゃないか。
繋いだ手をグッと握って引き寄せると、ゆっくりと女の子を抱き締める。
あ・・・・
微かにそんな声が聞こえた気がするけど、その声を発したかもしれない口はぼくの胸元に。
肩、そして髪の毛を抱き締めて、ゆっくりと立ち尽くす二人。
曲名も分からないBGMが流れる無機質な部屋で、ただただ抱き合うことはなんて心地が良いんだろう。
湧き上がってくる下半身の欲望を味わいながら、頭と上半身と下半身は、それぞれ別の感触を味わっていた。
ただそれだけ。
他にはなにもなくて、ただそれだけ。
そこには牢屋も目隠しもバイブも必要なくて、潮吹きとか強制フェラとかやりたくもなくて、
やらずにいられない事をやるだけ。
ただそれだけ。
1分・・・?
5分・・・・・・?
10分・・・・・・・・・?
アダルトビデオでは必要のない間。
性急に進めなければいけないセックス。
ついつい次の段階へすぐに行こうとしてしまうけれど、優しい体温を味わっていたい。
言葉を交わさず、体温と体温を交換して同化させていたい。
呼吸と呼吸、鼓動と鼓動、一日を終えた体臭と体臭。
そんな、意識しなければ五感に入ってこない微かなものたちを、静かな部屋で味わっている。
ラブシーン。
そんな言葉が似合うのかもしれない。
手順とかセオリーとかオーソドックスとか、そんなものはどうでもよくてさ。
今はこれをとにかく味わっていたいんだ。
卑猥な形をした性器をたっぷり舐め回すとか、
勃起して硬く熱くなったペニスをしゃぶる姿を、快感を味わいながら見下ろすとか、
後の楽しみはあとに取っておいてね。
セックスの始まりはどこからだったろう。
今日の待ち合わせからだろうか。
乾杯!をしたときだったのだろうか。
ホテルに入って抱き締めあったときからだろうか。
ぼんやりとそんなことも考えながら、ゆっくり揺らめくようにぼくたちは抱き合っていた。
ホテルに入ってどれくらいたっただろう。
まだ一言も、言葉を交わしていない。
ふと。ラブホテル特有のソファが目に入った。
次にやりたいことが瞬時に頭に浮かび、女の子の身体を自分の身体をゆっくりと動かしていく。
ものがたりをつむぐ。
瞬きひとつ、指先の仕草ひとつ、目の動きひとつ。
別にそこまで意識を飛ばせといっているわけではなく、
一人悦に入って楽しむ、空間と時間を。
頭の中は自由。物語は今日も進む。
浮かぶその裸をどう愛していこうか、どういじめていこうか、どう優しく扱おうか、どう酷く扱おうか。
優しい目をして蔑みの行為をし、鋭い目つきで優しさを施す。
全ては一つのストーリー。
あなたとの、2時間だけの、その日だけのストーリー。
出会いから結ばれるまで、そして待ち合わせから見送りまで、全てがストーリー。
別にそこまで意識を飛ばせといっているわけではなく、
一人悦に入って楽しむ、空間と時間を。
頭の中は自由。物語は今日も進む。
浮かぶその裸をどう愛していこうか、どういじめていこうか、どう優しく扱おうか、どう酷く扱おうか。
優しい目をして蔑みの行為をし、鋭い目つきで優しさを施す。
全ては一つのストーリー。
あなたとの、2時間だけの、その日だけのストーリー。
出会いから結ばれるまで、そして待ち合わせから見送りまで、全てがストーリー。