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スイッチ


さっきまで浴衣を着ていたその身体。
華やかな色を身にまとっていた女の子が、性器をむき出しにしてチンポで突かれている。
ひっくり返ったカエルのような恰好をして、オマンコに男性器を出し入れされ、嬌声をあげている。


花火大会。
身体の奥底まで響く爆発音が、1発ごとに性器を刺激するようで。
それは亀頭なのか金玉なのか前立腺なのか分からない。女の子ならクリトリスなのか子宮なのか。
夜空に華咲く大輪の花。ほどよい横風が花火の煙を横に流して、次から次へと刹那のショーが始まっていく。

やや汗ばんだ手を繋ぎながら、意識は相手の性器へ。
自分の性器がこれから味わう快感へ。
事前に約束した、花火大会後のセックス。
そのために、自分の性器の毛をつるつるに剃ってくることを決めていたから。

“どうなっているんだろう・・・”
“どんないやらしい眺めになるんだろう”


毛のないチンポ、毛のないオマンコ。


最後の最後に連続で打ち上げられる花火を身体全体で感じながら、これから始まる交尾のことで頭がいっぱい。
すでに勃起しているチンポからは、多分先走りのツユが漏れているはず。
尿道を通るツユの感触がいやらしい。

人混みに揉まれ、“やっぱ混んでるね” “すごいね” なんて、何てことのない会話を表面上でかわしながら、
頭の中はセックスのことでいっぱい。
口には出さないけれど、本心は早くやりたくてしょうがない。

“本当は早く入れて欲しくて仕方なかったの” そんなことを後から言うなんて。


自然と足は鶯谷へ。
下町のラブホテル街、鶯谷へ。
ネオンサインが全てラブホテル。
行き交うカップルの中には、同じように浴衣を着た女の子もちらほら。
みんな、これからやることは一緒だよね。
お互いの粘膜や手や性器、視線や想いを擦り合わせて、気持ち良くなりたいだけ。確かめ合いたいだけ。

薄暗いエントランスで部屋を選ぶ。
もうどこでもいい。早く二人きりになりたい。早く・・・早く・・・。
甚平の股間は、はっきりと分かるくらい勃起している。
今日は下着を付けてきていない。
つるつるのチンポが布切れ一枚隔てたそこに。
一番いやらしそうな部屋のスイッチを押す。


エレベーターが来る。
回数ボタンを押す。扉を閉めるボタンを押す。
これもスイッチ。
交尾のスイッチがどんどん押されていく。


部屋の前につく。
鍵は、わざと女の子に開けてもらう。
女の子自身にもスイッチを入れてもらうつもりで。


部屋の中に入る。
既に明るくなっている部屋。
部屋の中央にはベッド。
交尾するためだけにあるベッド。
もう、チンポはギンギン。喉から性欲が飛び出しそう。
早々に女の子をベッドへ押し倒し、 “キャッ” と倒れた女の子に覆いかぶさる。
パネルを操作して “スイッチ” を切り、部屋が暗くなったその瞬間、2人のスイッチがようやくONに。

脱ぐのがもどかしい甚平の下衣。
慌ただしく膝までおろし、女の子の顔に覆いかぶさってチンポを口にこすり付ける。
ためらいなくくわえ込んでくれる女の子の口の中は、ねっとりと熱く、水分が少し少なかった。

“つるつるだね・・”

そういいながら、早くもその感触を手で確かめてくれる。
やわやわ、さわさわと、垂れ下がった金玉を揉みしだいてくれる。
鼠径部を撫でまわしてくれる。
舌は亀頭を舐めまわしてくれる。

つい腰が動いてしまい、情けない声を出しながら、 “花火を見てる時からずっとやりたかった・・・” と、
ようやく本心を露にする。
すると女の子は、 “私も。ずっとエッチしたかった。”
いつの間にか女の子は、金玉を触っていない方の手で浴衣の下半身をはだけ、自分の性器を触っていた。
よく見ると下着を履いていない・・・!

そんな約束まではしていないのに。
オマンコの毛をつるつるにするって約束だけだったのに。
ずっとノーパンだったのかと思うと、興奮が全身を支配してしまい、一層強く腰を振ってしまう。


女の子に自分で触らせているわけにはいかないので、シックスナインへ・・・。

































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