浣腸
すぼまった穴に飲み込まれていくプラスチック。
その中を通り抜け、
穴の中へ入り込んでいく透明な液体。
強制的に送り込まれる、そのなすすべの無さ。
何を意味するか明確になっているその液体が、
体内に作用を起こす。。。
ひんやりとした…ときには温かな感触が、
身体の内部の器官からじんわりと、しかしはっきりと知覚されていく。
やがて襲ってくる強烈な刺激に、
あなたは何も出来なくなる。どんな言うことでも聞くようになる。
両手を後ろで拘束され、自らでは何も出来ないその生理反応の処理は、
目の前にいるぼく任せ。
誰にも見られたことのない姿
誰にも見られてはいけない姿
誰にも見られたくはないその姿
やがて大きな炸裂音が聞こえ、呻き声と共に異物が飛び出してくる。
おなかいたい。。。でちゃうでちゃう。。。
大きな声で叫ぶ、みないでと。
けれども、排泄は止まらない。
止め処もなく溢れ、流れ出てくるのだ。
死にそうなくらい、
死んでしまいたいくらいの恥ずかしさ。
しかしながら生理反応を解放できたそのすがすがしさ。
その二律背反性が、病み付きになる。
精神的苦痛と肉体的開放感が強烈に結びつき、
身体の奥に刻み込まれる。その強烈な快感が。