セックスの前。
柔らかい色のワンピースに包まれた胸の膨らみ。
下着のラインがうっすらと分かる、下半身の艶(あで)やかさ。
その中に隠れている欲はひとかけらも見えなくて、にこやかな笑顔はこれから性行為をするなんて、
とてもではないけど想像もつかない。
必ず下半身にあの卑猥な色と形と匂いのする性器を持っているのに、
熱くぬめってちんぽを包み込むいやらしい穴を持っているのに、
ヒールの音を響かせて歩くその姿は、まるでセックスとは無縁のよう。
下着姿になっても、シャワーを浴びるその姿も、セックスの時の姿が想像できなくて、
クリトリスを触られてため息のように出る熱い声が、今から聞きたくて仕方ない。
襲ってくる快感に思わず腰をくねらせてバイブをねだるその動き、
これから性器を舐められることを想像してこちらを見るうつろな目、
意と反して両手を拘束されているのに、その体勢を楽しむかのようにちんぽをしゃぶる口のピストン運動。
何もかもが普段からは想像できなくて、ちんぽが今からじんじんして、会う前から抱きたくてたまらなくなる。
会ったらどう愛撫していこうかと考えているのに、会えば理性は吹き飛んで、
オスの欲望そのままにセックスをしてしまう。
一発目をいかに我慢するか。
男のセックスは理性との勝負。