2人
深夜のBar
薄暗い店内にいるのは数えるほどの客。
カウンターに座っているのは、1組の男女とサラリーマンが1人。
カップルの男のほうは、30歳を超えたあたりか。
若者のエネルギーと社会に揉まれて逞しくなった、男の売れ頃か
スラックスにYシャツを着ているが、襟元に入っている細いチェックのラインがアクセントになっている。
女のほうは20代半ばに見えるが、服装からするともう少し上かもしれない。
淡いクリーム色のセーターが、その顔立ちに似合っている。
髪はセミロング、鼻筋が通っているが優しい目をしていて、やわらかい雰囲気が漂っている。
物理的な二人の距離感は、友人とも恋人同士とも取れる微妙なところ。
かといって不自然な距離ではなく、“いつもの距離”といった方がしっくりくるのかもしれない。
カウンターに座り、男が左、女が右。
薄暗い店内にいるのは数えるほどの客。
カウンターに座っているのは、1組の男女とサラリーマンが1人。
カップルの男のほうは、30歳を超えたあたりか。
若者のエネルギーと社会に揉まれて逞しくなった、男の売れ頃か
スラックスにYシャツを着ているが、襟元に入っている細いチェックのラインがアクセントになっている。
女のほうは20代半ばに見えるが、服装からするともう少し上かもしれない。
淡いクリーム色のセーターが、その顔立ちに似合っている。
髪はセミロング、鼻筋が通っているが優しい目をしていて、やわらかい雰囲気が漂っている。
物理的な二人の距離感は、友人とも恋人同士とも取れる微妙なところ。
かといって不自然な距離ではなく、“いつもの距離”といった方がしっくりくるのかもしれない。
カウンターに座り、男が左、女が右。
とある日のsex
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オルガスター バイブレーター 放置
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膣エクスタシー 大量射精
セックスの始まりは愛情の確認から。
ドラマじゃないけれど、小説でも映画でもないけれど
親指の腹であなたの涙をぬぐってあげたくなるくらい優しくしたいときと、
押さえつけ、唾液でペニスを潤わせてから無理に挿入したくなるくらい、
乱暴にしたくなるときがある。
ぼくの手で大きく大きく広げられたあなたの脚。
かかとを持たれたあなたは、閉じることさえ出来ない。
恥ずかしがっているけれど、目が潤んでいるのはなぜですか?
嫌がっているけれど、じっと見ていると中心から溢れてくるのはなぜですか?
眼下にあなたの性器。
眼下にぼくの性器。
少しずつ近づいたその2つがやがて溶け合うように1つに…………。
ゆっくりと重なったぼくたちは、
激しく腰を動かして生まれる誰とでも得られるチープな摩擦の快感なんかより、
じっとずっと優しく抱き合いながら、数え切れないくらいキスをする方を選び、
セックスをスタートさせたのでした。
愛情の確認と。
大好きな人が自分の腕の中で自分のペニスによって快感に悶えている姿を見たら、
射精をすることはどうでも良くなってしまいました。
愛する人が気持ち良いのであれば、自分の欲求を満たすことなんてとてもとてもちっぽけなもの。
そんな風に感じるようになっています。
出すことがセックスの終わりでもなく、
男のエクスタシーが目的だなんてもってのほか。
同じ体位、同じ愛撫、同じキスにいつもと同じ抱擁。
それすら毎回毎回新鮮に感じ、たまらなく相手のことが愛おしくなります。
いつもいつも同じやり方でも、込める気持ちや愛情はその時々で湧き上がってくるもの。
同じ力で同じ場所を愛撫したとしても、反応も感じ方も違うのです。2人も。
今はただただ、そんなセックスを堪能しています。
もちろん時々に、所々に、節々に、隅々に、今まで経験してきたことを織り交ぜながら。
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入る瞬間、入った後
愛撫も十分に、潤ったあと。
我慢しきれなくなった2人が結合の準備を。
男は立ち膝になり、勃起して赤黒く充血した亀頭にコンドームをかぶせる。
先端から滲み出ているのは先走りのツユ。
女は仰向けになり、こちらは膝を立てて軽く足を開く。
最後まで……そう限界まで脚を押し広げるのは男の役目。
女の身体はそれを知っている。
女の股の間にゆっくりと滑り込んできた男が、勃起した性器の根元に手を添えて、
潤ってこちらも赤黒くなった女性器の中心にそれをあてがう。
ぬめりのあるそこは、亀頭の先端をぬるぬると弾き、
コンドーム越しにも女性器の気持ち良さと温もりが伝わってくる。
少しずつだけども確実に男は腰を……勃起した性器を……女性器の中へ。
ゆっくりとゆっくりと、ゆっくりとゆっくりと押し込んでいく。
途中までは抵抗があるものの、ある程度まで入ってしまえばあとは自然。
ずぶずぶと飲み込まれていき、勃起全体が温もりとぬめりに包まれる。
全てを包まれているような感覚。
温もりが腰から背中をつたい、脳の中までやってくると目はうつろになる。
2人の半開きになった口からは熱いともため息とも取れない吐息。
お互いの両手は自然と相手を求め、撫でたりさすったり。
やがてそれがお互いの背中へと回り、男は女の中に完全に自分を埋め込むことができた。
女は全てを男の熱い勃起で満たされることができた。
2人は抱き合ったまま。
ずっと。
ずっと。
ずっと。
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