暗い車の中で。
ちょっと前の話になるんだけれど。
スーパー銭湯?
健康ランド?
女の子とそういうところへ行こうという話になって、
車で行くことになりました。
ぼくは車を持っていないので、向こうの車でね。
普通のセダンだったかな。
スーパー銭湯の駐車場に着いたのは、確か夜の10時頃だったと思う。
こういう所って、けっこう駐車場が広いんだよね。
第1駐車場、とか、第2駐車場、とか、あってさ。
もちろん、そこもけっこう広くて、車がたくさん止まっていたっけ。
空いているスペースを探すこともなくスムーズに駐車出来たから、
利用率80%くらいだったのかな。
しっかり停車、はい、サイドブレーキ。
車を止めてエンジンを切ると、
シートの下から伝わってくる振動がスッと消えて、
車内は静けさに包まれる。
ぼくはこの静けさが好きで、暗い空間が好きで、
何時間も友達と話し込んだことも合ったっけ。
で、ぼくらの口から出た第一声は、
『どうする? やる?』
でした。
実は、スーパー銭湯に行く途中にHの話になって、
『したくなっちゃった。見て、ホラ、これ』
と、大きくなったズボンの前を運転している女の子に見せたのでした。
いくら道路を走っているからといって、夜だもん。
ぼくは助手席でズボンを下ろし、ペニスを剥き出しにしたのでした。
信号待ちで手を取って固くなったペニスを女の子に触らせ、
しごいてもらう。
『ねぇ…、これ、こんなになっちゃったよ。』
『どうしたい?』
『え…? なんだか入れて欲しくなっちゃった…』
ちょっと艶めいた声で、女の子が言う。
その言葉を聞いた途端、ペニスがズキン、となった。
血液だか欲望だか精液だか分からないけれど、
何かがズキン、と、ペニスへ流れ込んだ気がしたのでした。
完全勃起。
ただ、やりたいだけ。
ただ、ちんちんを入れて欲しいだけ。
ただ、オマンコへ入れたいだけ。
ただ、精子を出したいだけ。
ただ、性器を結合させたいだけ。
ぼくは、期待にちんちんを膨らませて、
スーパー銭湯への到着を心待ちにしたのでした。
続きは、またにしますね。